タイヤ 空気圧 インチアップ サイズ変更

インチアップなどのタイヤサイズ変更時の空気圧は?

愛車のタイヤをインチアップなどのサイズ変更や、サイズは同じでも今までと違う銘柄のタイヤを装着してた場合の空気圧はどうすればいいのかという疑問を持たれている方も多いのではないでしょうか。

 

 

タイヤの空気圧はタイヤの性能を発揮するために重要なポイントです。

 

空気圧不足で走行した場合

・タイヤのショルダー部分に偏摩耗(片減り)が発生しやすくなりタイヤが長持ちしません。
・発熱によって起こる損傷(ヒートセパレーション)が発生しやすくなります。
・ハイドロプレーニング現象が発生しやすくなります。
・路面との転がり抵抗が増加するため、燃費が悪化します。

 

空気圧過多で走行した場合

・タイヤトレッド面の中央部分の偏摩耗(センター摩耗)が発生しやすくなりタイヤが長持ちしません。
・走行中に跳ねる感じがして乗り心地が悪化します。
・ちょっとした衝撃などで傷を受けやすくなるため、バーストやコード切れが発生することもあります。

 

 

タイヤには様々なタイヤ規格があり、タイヤ規格毎に適正な空気圧を設定する必要があります。

 

タイヤ規格とは

世界には米国のTRA(ティーアールエー)、ヨーロッパのETRTO(エトルト)、日本のJATMA(ジャトマ)といったタイヤ規格を定めている組織があります。それぞれタイヤの寸法や負荷能力を制定し、その規格に沿ってタイヤが設計されています。

 

 

愛車のロードインデックスを見ましょう。

 

ロードインデックスとは加重指数のことで、タイヤ一本当たりにどの程度の重さに耐えることができるかを表しています。

 

記載されている場所は、運転席側のドアを開ければシールが貼ってありますので確認することができます。

 

例えば以下のような情報が含まれています。(サイズ表示にはいくつかパターンがあります)

 

タイヤサイズ:155/65R13 73S  タイヤ空気圧:2.0(kgf/cm2) 

 

155:タイヤ幅(mm) 65:偏平率 R:ラジアル構造 13:リム径(インチ) 73:ロードインデックス S:速度記号

 

ロードインデックスが73です。
日本のJATMAが定めている規格でATMA規格表がありますので検索して確認しましょう。
空気圧が2.0の場合、タイヤ1本あたり330Kgの重量に耐える事が出来るという事がJATMA規格表からわかります。

 

タイヤを交換する場合は上記の耐えられる重量と同じになるようなタイヤで適正な空気圧を入れる必要があります。

しかし、低偏平率のタイヤに交換する場合は適正空気圧を求めることができません。また、違う規格のタイヤへの交換時もその規格にあった規格表で確認しなければなりません。
大きくタイヤのサイズを変更する場合や不明な点がある場合には、お近くのタイヤショップや購入先にてご確認することをおすすめします。

 

 

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